人間ドックは、病気の予防と早期発見を目的とした総合的な健康診断です。通常の健康診断よりも検査項目が多く、より詳細な検査を行うことで、さまざまな疾患のリスクや初期症状を発見できます。
当クリニックでは、最新の医療機器と専門医によるきめ細かな検査・診断で、受診者の皆様の健康維持をサポートしています。
人間ドック費用
- 簡易人間ドック+ABC検査 27,000円(税込)
- 胃カメラ人間ドック 45,000円(税込)
- バリウム人間ドック 41,700円(税込)
検査項目
| 検査項目 | 胃カメラ 人間ドック | バリウム 人間ドック | 簡易人間ドック | |
| 身体測定 | 身長・体重・BMI・腹囲測定・標準体重 | ● | ● | ● |
| 問診 | 問診(22項目) | ● | ● | ● |
| 診察 | 聴打診・腹部触診・頸部 | ● | ● | ● |
| 聴力 | オージオメーター(1000Hz・4000Hz) | ● | ● | ● |
| 視力 | 遠距離視力(裸眼 / 矯正) | ● | ● | ● |
| 眼底検査 | 両眼 | ● | ● | ● |
| 眼圧検査 | 両眼 | ● | ● | ● |
| 血圧測定 | 血圧測定(2 回測定の平均値) | ● | ● | ● |
| 安静時心電図 | 安静時心電図12誘導・心拍数 | ● | ● | ● |
| 尿検査 | 蛋白・糖・ウロビリノーゲン・潜血・pH・尿中ケトン体・尿ビリルビン 沈渣(赤血球・白血球・扁平上皮)・比重 | ● | ● | ● |
| 便潜血検査 | 2回法 | ● | ● | |
| 胸部レントゲン検査 | 2方向直接撮影(正面・側面) | ● | ● | ● |
| 腹部超音波検査 | 胆のう・肝臓・脾臓・膵臓・腎臓・腹部大動脈 | ● | ● | ● |
| 血液型 | ABO(Rh 式) | ● | ● | ● |
| 血液一般 | 白血球・血小板・MCV・MCH・MCHC・血液 | ● | ● | ● |
| 貧血検査 | 赤血球数・ヘマトクリット・血色素量(ヘモグロビン) | ● | ● | ● |
| 上部消化管内視鏡検査 (胃カメラ) | 食道・胃・十二指腸 | ● | ||
| 上部消化管X線 | 胃バリウム検査 8 枚直接撮影(食道・胃・十二指腸) | ● | ||
| 肝機能検査 | 総蛋白・総ビリルビン・A/G 比・アルブミン・AST(GOT)・ALT(GPT) γ-GTP・ALP | ● | ● | ● |
| 肝炎ウイルス検査 | HBs 抗原 | ● | ● | ● |
| 脂質検査 | 総コレステロール・HDL コレステロール・LDL コレステロール・中性脂肪 L/H 比・non-HDL | ● | ● | ● |
| 痛風検査 | 尿酸 | ● | ● | ● |
| 腎機能検査 | クレアチニン・eGFR・尿素窒素 | ● | ● | ● |
| 呼吸機能 | 1秒率・%肺活量・%1秒量 | ● | ● | ● |
| 炎症反応 | CRP定量 | ● | ● | ● |
| 膵機能検査 | 血清アミラーゼ・リパーゼ | ● | ● | ● |
| 糖代謝検査 | 空腹時血糖・HbA1c | ● | ● | ● |
| 腫瘍マーカー | CEA | ● | ||
| ABC検査 | ピロリ菌抗体検査・ペプシノゲン | ● | ||

人間ドックの注意事項
視力検査
- コンタクトレンズを付けている場合は、視力担当スタッフにお申し出下さい。
- 作業をする時などに眼鏡を着用している方は眼鏡をご持参下さい。
- 眼圧検査を予定している方は、眼鏡をご持参のうえ、検査後にコンタクトレンズを着用して下さい。
聴力検査
- 補聴器を使用されている方や、耳に持病のある方はお申し出ください。
- 聴力(オージオメーター)検査中は、周りにおられる方々はお静かに願います。雑音があると検査音が聞こえなくなります。
心電図検査
- 胸部、手足首に電極を付けますので、ネクタイ、ストッキングは事前に脱着しておいてください。
尿検査
- 女性の方で生理中の方は、当院スタッフへお申し出ください。
- 尿潜血検査がある方は、生理中は避けて受診してください。
胸部レントゲン検査
- 検査時、金属(ネックレス・下着など)やプラスチック、プリント付Tシャツは着用しないで下さい。
- 貼り薬(湿布など)を上半身に貼っている場合は、外して下さい。※妊娠中または妊娠の可能性がある方は検査できません。
血液検査
- 検査当日は食後10時間以上空けて受診してください。糖分・脂質を含まないお水・白湯・お茶は飲んでも構いません。
- 牛乳・スポーツドリンクやジュースなどの清涼飲料水・ガム・飴なども検査数値(血糖・中性脂肪・肝機能ほか)に影響を与えます。
胃バリウム検査(胃部レントゲン検査)/上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
胃バリウム検査を受診される方は必ずお読みください
- 飲食、嗜好品の制限
※胃透視検査は胃の中に食べ物があると精度の高い検査ができません。以下の制限をお守りください。
〈検査前日〉
・検査前日は夜9時までに食事を終えて、それ以降は当日検査が終了するまで食事は禁止です。
・水分(水のみ)はその後も摂取可能です。
〈検査当日〉
・起床後から検査2時間前まで、水と白湯のみ200ml程度飲水可能です。
・あめ、キャラメル等も食べないでください。
・タバコは吸わないでください。(唾液が多くなり正しい診断ができない場合があります) - 検査当日のお薬について
・糖尿病の方:受診前は薬の服用やインスリン注射はしないでください。(低血糖になる恐れがあります)
・心臓病・高血圧の方:薬はご来院の2時間前までに必ず200ml以内の水で服用してください。
・それ以外の薬は検査後にお飲みください。
※薬の服用等で不安のある方は、かかりつけ医にご相談ください。 - 以下に当てはまる方は胃透視検査(バリウム検査)を受けられません。★印の方は上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)であれば受診可能です。
・妊娠中及び妊娠の可能性がある方
・腎臓病(人工透析)や心疾患などで水分制限を受けている方
★授乳中の方(かかりつけ医に相談のうえ、検査を受けることは可能です)
★体内にペースメーカ及び除細動器を装着している方
★脳圧亢進症によりシャント中の方
★グルコースモニタシステム(装着型血糖測定器)を装着中の方(別日の受診をおすすめします)
★バリウム製剤に対し、過敏症(蕁麻疹、息苦しさ、手足が冷たくなる等)の既往歴のある方
★腸閉塞や腸捻転の既往がある方
★過去1か月以内に炎症性腸疾患や消化管出血があった方
★過去2か月以内に大腸ポリープを切除された方
★過去1年以内に開腹手術をされた方(かかりつけ医に相談のうえ、検査を受けることは可能です)
★過去1年以内に心疾患や脳血管障害を発症したことのある方
★過去1年以内にてんかんの発作があった方
★普段から1週間以上便が出ないことがある方、検査前72時間以上便が出ていない方
★バリウムのコップを自分で持ってお飲みになれない方
★自力で立位を保持することや、撮影台の手すりを自力でつかむことが困難な方
★技師の指示に従ってスムーズに動くことが困難な方
★体重135㎏以上の方(装置の重量制限によって検査を受けられません) - 注意事項
以下に該当する方はお申し出ください。
・食道、腹部の病気や手術歴のある方
・半年以内に整形の外科的手術をされた方
・通院中の方
・入歯安定剤を使用している方
・検査前72時間以上便が出ていない方
・当日体調のすぐれない方
・検査前の血圧が収縮期血圧が170mmHg以上、または拡張期血圧が110mmHg以上の方
・その他、当日医師の判断により検査を中止する場合があります。 - 検査前
・金属やプラスッチク、ビーズなどがついた衣類等ははずしてください。
・時計、ネックレス、義歯、メガネ等ははずしてください。(撮影の妨げになるうえ、破損、紛失の恐れがあります)
・肌や下着につける貼付剤、および磁気治療器もはずしてください。 - 検査中
・胃を膨らませるために発泡剤を飲んでいただきます。げっぷはできるだけ我慢してください。
・バリウムは技師の指示通りに飲んでください。
・撮影中は撮影台の上で体を左右に動かす動作や回転、頭部を下げる体位があります。落ち着いて技師の指示に従ってください。
※気分が悪くなったらすぐに申し出てください。 - 検査後
・2Lを目安に水分を摂取し、食事も早めに摂取してください。
・検査後は、バリウムの影響で便秘になりやすいため緩下剤をお渡しします。すべての検査が終わり、帰る前に必ず2錠内服してください。便秘がちで3錠以上もらった方は、当日夜(午後8時)までに白い便が出なければ、寝る前にもう1錠追加で内服してください。
・検査後3日経過してもバリウムの混ざった便が続く場合、または我慢できない程の腹痛がある場合は、お近くの内科におかかりください。
●検査前夜
- 前日の21時(夜9時)までに食事を済ませ、それ以降は検査終了まで食事は禁止です。
- 消化の悪いもの、脂肪分の多いもの、アルコール類は避けてください。
- 水分(水のみ)はその後も摂取可能です
●検査当日
- 当日は絶食でお願いします。たばこ・ガム・お茶もお控えください。胃壁を刺激して、胃液がたくさんでてしまい、胃壁に造影剤がつきにくくなり、精密検査が必要という結果になることもあります。
- バリウム検査当日は、起床後から検査2時間前までコップ1杯(200ml)程度の水は摂取可能です。内視鏡は水でしたら当日も摂取可能です。
- 受診前になるべく排便を済ませておいてください。
●胃バリウム検査後の注意事項
- 2Lを目安に水分を摂取し、食事も早めに摂取してください。
- 検査後は、バリウムの影響で便秘になりやすいため緩下剤をお渡しします。すべての検査が終わり、帰る前に必ず2錠内服してください。便秘がちで3錠以上もらった方は、当日夜(午後8時)までに白い便が出なければ、寝る前にもう1錠追加で内服してください。
- 検査後3日経過してもバリウムの混ざった便が続く場合、または我慢できない程の腹痛がある場合は、お近くの内科におかかりください。
その他
- 糖尿病の方:受診前は薬の服用やインスリン注射はしないでください(低血糖になる恐れがあります)
- 心臓病・高血圧の方:薬はご来院の2時間前までに必ず水で服用してください。
- それ以外の薬は検査後にお飲みください。※薬の服用等で不安のある方は、かかりつけ医にご相談ください。
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方は検査できません。
検査前の注意
- 食事制限:前日の21時(夜9時)までに食事を済ませ、それ以降は検査終了まで食事は禁止です。
消化の悪いもの、脂肪分の多いもの、アルコール類は避けてください。
お飲み物は、検査2時間前までコップ1杯(200ml)程度の水は摂取可能です。
それ以降は何も飲まずにお越しください。
当日の持ち物
- 健康保険証またはマイナ保険証
- 予約票や案内状
- 眼鏡やコンタクトレンズ(使用している方)
検査結果の確認と活用
- 結果が届いたら必ず内容を確認し、理解できない点は医師に質問しましょう
- 要精密検査の指摘があった場合は、速やかに受診しましょう
- 検査結果を健康管理に活かし、生活習慣の改善に役立てましょう
まとめ – 人間ドックで健康な未来を
人間ドックは、病気の早期発見と予防のための重要な健康管理ツールです。一般的な健康診断よりも詳細で広範な検査を行うことで、より多くの健康リスクを早期に発見し、適切な対応を取れるのです。
年齢や健康状態、家族歴などに応じた適切なコースを選択し、定期的に受診することで、将来的な健康リスクを低減し、健やかな生活を送るための基盤を作りましょう。
当クリニックでは、最新の医療機器と専門医による質の高い人間ドックを提供しています。検査結果についても丁寧に説明し、必要に応じて生活習慣のアドバイスや適切な医療機関の紹介を行っています。
健康への第一歩として、ぜひ人間ドックをご検討ください。皆様の健康維持・増進のお手伝いをさせていただきます。